嫌いのなかには好きがあって
相反する感情は共存するもので
だから嫌いと叫びながら僕は泣いていたわけで
ああ本当に嫌いになれたらどれだけ幸せなんだろう
そう思うほど
深い 深い 深い
深い溝にズルリと落ちてゆくようだ
ねっとり絡みつく空気に飲まれ
どのくらいの時間が経ったのだろう
針は半周を描いていて
緩やかな時の流れに 再び顔を埋める
画面に映る君はこんなにも幸せそうなのに
最後は卑しい目で僕なんかを見ていなかった
赤い滴が 白いキャンバスを伝う!
心臓を突くような痛みは 全て君に伝えよう
冴えた頭で鏡を覗く
どんな表情の僕が見える?
冴えた頭で鏡を覗く
どんな表情の僕が見える?
今 君に問う
0コメント