ここに留まってるんだよ
ここに留まってるんだよ
波に浚われるまで 永久に
ここで愛されてるんだよ
ここに縛られてるんだよ
ねぇ それでも聞こえる風の音
何処にいるのかも 分からず
此処で囚われて
消えてゆく泡の声が 遠く小さく流れてゆくよ
僅かな時間 微かに光る 柔らかな笑顔に
堪らなくなって水平に 泳いでく
嗚呼
目が覚めた朝の空は 綺麗なほどに汚れているよ
白く冷たいシーツを染めながら
癒えた傷跡なぞり 生きるだけよ
澄み渡る海の下に 死んだ感情はそのままにして
思い出す濃い苦いコーヒーと
残り滓は共に 水に流してしまえ
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